日米球界に衝撃を与えた伊良部秀輝氏(享年42)の自殺は、「死から1か月前の離婚」が直接的な原因だったと報じられているが、妻の京淑さんは伊良部氏の死後も表舞台に姿を見せず、伊良部氏の苦悩が何であったのかも語られていない。
小誌は伊良部氏が最も信頼していたという友人・A氏と接触することに成功した。米国在住のA氏は、伊良部氏を「ラブちゃん」と呼び、家族ぐるみで付き合いを続けてきた。「夫の自殺」という事実に直面した京淑さんの、複雑な胸の内を知る数少ない人物でもある。 A氏によると、京淑さんは離婚の意志を否定していたという。
「お灸を据えるつもりで別居しただけだったんです。最近はいろいろとすれ違いがあったので……」
A氏は、「夫人は一時的に距離を置こうとしていただけだった」と語る。
「ラブちゃんたちはいつも、子供を日本で育てたいと語っていた。そのため毎年、米国の学校が夏休みになる6~9月は奥さんが子供を連れて日本に帰国していた。だから今年も日本にいると思い、亡くなったことを伝えようと連絡をしたら、ロスの自宅の近くにいた。毎年の日本行きを取りやめてまで、夫を見守っていたようです」
※週刊ポスト2011年8月19・26日号