本誌は7月15日号で、伸子夫人が企業経営者や官僚OBなどを公邸のティー・パーティに招待し、「ここは居心地がいいのよ。出たくないわ」と発言していたことを報じた。菅政権名物の公邸パーティ、原点は学生時代にあった。
「公邸でパーティをしていると聞いて、ああ伸子さんらしいなと思いました」
こう語るのは、夫人の津田塾大学時代の同級生だ。
「彼女とは同じ寮に住んでいましたが、入寮のとき、お母さんが付き添って他の学生の倍ぐらいの荷物を持ち込んでいたので驚きました。ヒラヒラのフレアスカートにレースのシャツ、周りより明らかに高級な洋服を着た伸子さんは、いまでいうセレブの存在でした。旧姓は姫井ですが、まさに『姫』だったんです」
そんな伸子夫人、学生時代は毎週末に寮の自分の部屋に友人を呼んで、煌びやかなティー・パーティを開くのが習慣だった。
「寮生の間では、伸子さんからティー・パーティにお呼ばれすることが、一種のステイタスになっていました。私は一回しか呼ばれなかったのですが……」
夫人にとってパーティは、自身の影響力を誇示する常套手段だったらしい。その人心掌握術は、首相が「私よりも伸子の方が能力が高い」と公言する通りである。
※週刊ポスト2011年8月19・26日号