W杯優勝、国民栄誉賞受賞で一躍シンデレラ集団となった、なでしこジャパン。1人500万円のボーナス支給も決まり、さぞかしバラ色の日々、かと思いきや“有名税”もしっかりとられているらしい。
悩みのタネは、連日報じられてきた彼女たちのプロフィールに含まれる「体重」にある。 実は、なでしこの体重は各所属チームが行なうメディカルチェックの数字が日本女子サッカーリーグを通じて“公開”されており、「極めて正確」(関係者)なのだが、一部の熱心なファンがここに着目して論争、なかにはメンバー全員のBMI(肥満度指数)をサイトに並べる人まで出てきた。
BMIとは体重を身長の二乗で割り、25以上を肥満、18.5未満を痩せとする世界共通の指標。
ちなみに164cm54kgの澤穂希は20.07、宮間あや(157cm、51kg)は20.69、最も指数が高いのは福元美穂(165cm、66kg、24.24)、最も低いのは田中明日菜(164cm、52kg、19.33)という具合。
アスリートとはいえ、20代のうら若き乙女たち。気にならないわけはない。なでしこリーグのベテラン選手がいう。
「身長体重は以前からリーグの公式パンフレットに書かれてましたが、これだけ注目されるようになると、選手同士を比較して、見た目より重いとか軽いとか、心ないことをいう人も出てくる。体重については、『彼氏にもいったことないのに』と嘆いている子もいます」
※週刊ポスト2011年8月19・26日号