放送開始から58年、2011年7月24日にアナログ放送が終了し、テレビはひとつの時代を終えた。シリーズ「あの頃のテレビはすごかった」――ここでは昭和44年7月20日、世界40か国で同時中継されたアポロ11号月面着陸を振り返ろう。
月着陸船イーグルは、日本時間の5時17分に月面に着陸。この時の映像は世界40か国以上に同時中継され、5億人以上の人々が見ていたといわれる。
アームストロング船長の言葉、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」はあまりに有名。NHK特別番組『アポロ11号月着陸』では、月面着陸までの様子を深夜0時から衛星生中継で計13時間にわたって伝え、着陸に成功した瞬間の視聴率は68.3%に及んだ。
※週刊ポスト2011年8月19・26日号