人気AV女優がテレビの深夜番組で活躍する昨今だが、「AV女優」といってもアイドルなみの人気者から素人同然の女性までさまざま。注目の新刊『SEX会話力』(小学館101新書)を上梓したAV監督の溜池ゴロー氏が、AV女優のギャラの実態について明かす。
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現在、AV女優になろうという女性たちの志望理由で、圧倒的に多いのが「お金を儲けたい」です。
女性が身体を張り、セックスを武器に稼ぎたいと考えた場合、まず思い浮かぶのはAVか風俗でしょう。僕が面接したAV女優たちも、風俗かAVかで悩んだ経験がある女性がたくさんいました。ある女優はこう話していました。
「風俗って密室でしょ。おまけに、どんな相手が来るかわからないじゃない。私的に絶対NGって男の人が来たら、とてもじゃないけどご奉仕する自信がなかった。オチンチンを福沢諭吉さんだと、簡単に割り切れるもんじゃないもの」
AVはハメ撮り以外、監督から助監督、カメラマン、音声、照明とかなりの数のスタッフが現場にいますし、ヘアメイクはたいてい女性です。そういう意味で男性と2人きりになって、何をされるかわからないという「危険性」はかなり回避できます。
肝心のギャラですが、これは本当にケースバイケースですね。
例えば、どこのメーカーとも専属契約を結ばずに、1日単位で仕事を受けている女優さんの場合、通常1日当たりのギャラが大学新卒のサラリーマンの月収と同じくらいです。ただ、これは制作会社またはメーカーがプロダクションに支払う額ですから、女優本人の取り分はもう少し減ります。
業界のトップクラスになれば、ギャラも当然ながらアップします。1本あたりン百万円というAV女優も実在します。