放送開始から58年、2011年7月24日にアナログ放送が終了し、テレビはひとつの時代を終えた。シリーズ「あの頃のテレビはすごかった」――ここでは番組が福祉とチャリティを実践した『24時間テレビ「愛は地球を救う」』(日本テレビ系/昭和53年~)を振り返ろう。
24時間という放送時間に加え、障害者への理解を深める番組構成とテレビ局がチャリティを行なうという画期的な試み。第1回では「テレビの前の政治家の皆さん、自民党の皆さん。これは本来あなたたちがやらなければいけなかったのですよ」と、総合司会の大橋巨泉が発言する一幕も。
計33回の募金総額は291億円を超える 。萩本欽一が長らく司会やパーソナリティを務めたほか、平成4年からはチャリティマラソンが始まった。
※週刊ポスト2011年8月19・26日号