本誌では、東日本大震災被災者のうち10代~60代の女性100名にアンケートを実施。被災時に役立ったものや避難所生活、仮設住宅についての考え方などについて聞いた。
震災後は電気、ガス、水道などのライフラインが遮断されたため、「役に立った買いだめ品」という質問にはそれらを補うものが上位に。ちなみに1位・ミネラルウォーター、2位・カップラーメン、3位・カセットボンベ、4位・缶詰、5位・乾電池となった。
「避難所生活で感じた不公平」については、食料や物資の配給に差があると感じた人が多く、「大きな避難所には物資が行き渡っていたが、小さいところは炊き出しもなかった」(40代・福島県)などの声があった。他に、「積極的な人やずるをした人が食料や物資を多くもらった」「大きな避難所のほうが優遇されている」という声も。
仮設住宅については、「希望が合うものを待つ」と答えた人は、「長期的に住むことになるから」や「できる前に申し込むのが心配」などの理由が目立ち、「いち早く申し込んだ」という人は、「プライベートを確保したかった」という声が圧倒的だった。何を優先するかで、意見は分かれるようだ。
※女性セブン2011年8月25日・9月1日号