なでしこジャパンの優勝は、日本人の自信回復に大貢献したと語る流通ジャーナリストの金子哲雄氏は、次のなでしこを育てるCMイメージキャラクターに注目しているという。
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なでしこジャパンの優勝は、だれも為し得なかったことをしたという意味で、日本人の自信回復につながる出来事だと思います。「やればできる」と再認識させてくれました。やっぱり1番はスゴイです。2番じゃダメなんですって、ぼくはなでしこ優勝で、蓮舫さんの顔を思い出しました。
しかし女子サッカーはまだまだマイナースポーツ。男子では1億円以上を稼ぐ選手がいる一方、女子選手の多くは昼間はレジ打ちなどアルバイトをしながら練習しています。この優勝を収入や練習環境の改善につなげてほしい。
そのためには、なでしこブームを一過性で終わらせないようにしたいですね。“なでしこ基金”ができて、次世代の選手が育っていくとか、企業が彼女たちをCMイメージキャラクターに採用して盛り上がっていったらいいですね。「地道な努力で花開いた」意味で、家庭教師や学習塾などもありえますね。
お母さんたちもなでしこを見て元気になりますよね。貯蓄も大事だけれど、いい化粧品をどんどん買えば、経済にも活気が出ます。
※女性セブン2011年8月25日・9月1日号