第二次韓流ブームが席巻している日本。そのど真ん中にいるのが、チャン・グンソク(24)だ。彼が日本でブレイクしたのは、偶然の結果とはいえないかもしれない。
グンソクは幼いころから日本を意識していた。中学3年生で日本語を学び始め、ひらがなとカタカナを習得した。ニュージーランドに語学留学した高校1年生のときには日本人女性に恋をしていたと明かしている。村上春樹の『ノルウェイの森』(講談社刊)を愛読し、平井堅(39)やSMAPを聴いて育った。
高校時代には日本中を席巻したヨン様フィーバーを目の当たりにし、衝撃を受けた。17才のとき、グンソクは日本の雑誌のインタビューでこう語っている。
<実は寝る前に、日本に進出した自分の姿とか想像したりするんですよ。ヨン様みたいに大騒ぎされてみたいですね>
<グン様! なんて呼ばれたりして…>
2006年、日本のホラー映画『着信アリFinal』の出演が舞い込んだ。2008年には東京・新宿で初のファンミを開催。日本との関係を深めていくべく、2009年にはなんと三重県・伊勢志摩への温泉ツアーという、サービス企画まで開いている。
ブレイク前とあって、ツアーは募集300人に対し、集まったのはわずか200人。いまでは考えられない少なさだが、グンソクはノリノリでファンとの交流に励んだ。
「このときのグンソクはファンと会えば廊下でもエレベーターでもハグしてくれました。かわいいしカッコよかった。温泉地で開かれた宴会でかくし芸大会があり、彼は私の目の前で踊ってくれました」(ツアーに参加した43才・パート)
日本のファンとの親密な交流がよほどうれしかったのだろうか、こんなサプライズもあった。
「宴会後、彼はこっそり私たちの部屋に挨拶に来てくれたんです。風呂上がりのグンソクが頭にタオルを巻いて、少しお酒もはいっていてね」(ツアーに参加した46・主婦)
※女性セブン2011年8月25日・9月1日号