華やかな舞台の裏で、ライバルを蹴落としてのし上がっていく芸能界。同期デビューの酒井法子、坂本冬美らを押さえて日本レコード大賞を獲得したこともある立花理佐(39)も、いまや1児の母だ。イケイケだった1988年ごろ、立花は仰天の夢があったと語っていた。(女性セブン1988年6月16日号より)
* * *
同期にデビューした人たちには、負けられないという気持ちがあります。それは、ライバル意識というよりも、自分が目標に向かって仕事をしていくうえでのエネルギー源のような気がしています。
昨年暮れには、日本レコード大賞最優秀新人賞をいただきました。今年の目標は、映画で新人賞をいただくことです。
『ビーバップハイスクール・高校与太郎音頭』(東映)で仲村トオルさんの相手に選ばれ、感激しています。
私はこれから、歌手としても女優としても、たくさんのことにチャレンジしていかなくてはなりません。私の子供のころの夢は、プロレスラーになることだったんです。
ですから、長与千種さんなんかとも仲よしですし、広い意味でいえば、ライバルでもあるんですよ。私は、歌手としても女優としても、多くの人から目標とされるような存在になりたいと思っています。競争心は、仕事のうえでプラスですね。