45歳年下の女性と再婚した加藤茶(68)、22歳年下の女性と再々婚した堺正章(65)。男性諸氏にとっては古女房を横目に、なんとも羨ましいと溜め息の一つもつきたくなる。が、実際に幼な妻を娶った男たちに話を聞くと、どうやら羨ましい話ばかりではなさそうで――。結婚2年になる税理士の夫(60歳)は、30歳年下の妻(30歳)が「女友達を優先し、旦那を立てる気は一切なし」だという。
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私はバツイチで、27歳になる一人息子は前妻と一緒に住んでいます。
今の妻は接待でよく利用していたクラブのホステスで、彼女もバツイチ。ホテルに誘ったら付いて来たんですが、ベッドで「私、後腐れのある女よ。結婚してくれる?」といわれ、「ノー」とはいえませんでした。
結婚して戸惑ったのは、いろんな価値観が全然違うということ。妻にとって一番大切なのは友情で、私と一緒に食事に行く約束をしていたのに、女友達から誘いがあると、そっちを優先するんです。前の妻はバッグや洋服も長く大切に使っていましたが、今の妻は平気で捨てますし、友達にあげてしまいます。
会話も全然合いません。とにかく新しいことを知らないとバカにするんです。私が武井咲を知らないといったら、女友達に「武井咲を知らないんだって。信じられる?」と目の前で電話します。そのくせ、一般常識を知らない自分は平気。旦那を立てるという気持ちが一切ないんですね。
たまにやってくる息子とは馬が合うようで、この前も「私たち、恋人同士と間違われちゃった」と嬉しそうに私にいうんです。この結婚生活、いつまで続くのかと最近、かなり不安です。
※週刊ポスト2011年9月2日号