45歳年下の女性と再婚した加藤茶(68)、22歳年下の女性と再々婚した堺正章(65)。男性諸氏にとっては古女房を横目に、なんとも羨ましいと溜め息の一つもつきたくなる。が、実際に幼な妻を娶った男たちに話を聞くと、どうやら羨ましい話ばかりではなさそうで――。25歳差の妻を持つ住宅販売会社勤務の夫(50歳)は、妻(25歳)とは結婚8か月。家内より、家内の母親との方が話が合うようになってきたという。
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3年前、家内は私が勤める会社に大学新卒で入社してきました。同じ展示場で働くうちに食事に一緒に行くようになり、休日が同じ曜日なのも追い風になって、交際が進展しました。
交際を始めて半年。彼女が突然、会社を辞めるといい出しました。結婚してもし子供が生まれた場合、10歳の頃に私が定年を迎えることになるので、「私が今のうちに手に職をつけておかなくちゃ」というんです。本当にパティシエ養成の専門学校に通い、1年後には会社を辞めて洋菓子店に入り、将来独立するために修業を始めました。
女性にそこまで覚悟を決められては、もう逃げ出すわけにはいきません。当初、結婚には反対だった家内の両親も、家内の覚悟を聞いて折れてくれました。最近は、家内の母親との方が話が盛り上がるので、そのときに年の差を感じますね。
※週刊ポスト2011年9月2日号