暴力団関係者との親密交際を理由に、芸能界引退を発表した島田紳助(55)。これまでにも紳助の“黒い交際”については何度か報じられてきたが、2008年、ある雑誌のインタビューで紳助自身こう話している。
「正直いって、任侠道のかたとなんでつきあったらあかんのか、ようわからん」
そのうえで暴力団の組長と顔を合わせたことはあるが、「交際は神に誓ってない」とも断言していた。
しかし一方で、2007年6月、未公開株売買をめぐり、3億7000万円の詐欺と恐喝未遂の罪で、羽賀研二被告(49)と、元プロボクシング世界王者の渡辺二郎被告(56)が逮捕された事件で、紳助の名前が浮上している。捜査関係者はこう説明する。
「いまだ係争中なんですが、渡辺被告たちの事件捜査の過程で、渡辺被告と紳助が暴力団と関わりのあることをうかがわせるメールが出てきた。それが問題になったんです。吉本興業は、紳助が起こした傷害事件をきっかけにコンプライアンス(法令遵守)委員会を発足させたこともあって、事務所としても見逃すわけにはいかないでしょう」
今回の件で、紳助が出演しているCMのクライアントは大騒ぎとなっているという。
「契約は終了していませんから、事務所は契約金に近い額を先方に支払わなければなりません。もちろん企業のイメージもありますから、この場合、損害賠償裁判になることもある。いま流れているCMを止めたり、差し替えたり、それは大変。大わらわですよ」(広告代理店関係者)
※女性セブン2011年9月8日号