「東京湾大華火祭」や「浅草サンバカーニバル」が中止になるなど、震災後の自粛もさまざまだが、漫談家の綾小路きみまろのもとには、連れ合いの迷走自粛エピソードが、メールや手紙で続々と寄せられている。今回は、オシャレで、周りからは「まだ30代では?」と噂されている奥様(49歳)をもつ、商社勤務のご主人(53歳)からの報告だ。
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オシャレ好きな妻が「もう、外見を飾り立てるのはやめたわ。何だか、虚しくなってきちゃったの。新しい洋服を買うのも、化粧もやめるわ」と自粛宣言。
自宅にいる時もきちんと化粧し、近所のスーパーでの買い出しも「これからパーティ?」というような格好だったのに、ノーメークで髪は輪ゴムで後ろに束ね、Tシャツにスウェットパンツです。体もボディスーツで締めつけていたのに、全部捨ててしまったので、スリム体型からお腹ぽっこり体型に。
これには、近所の人たちもビックリ。女房だとは分からないようで、僕には「奥様のお母さんが遊びにきているんですか?」と聞く始末。女房のファッション自粛で、我が家の周辺はかなりパニくってるようです。
※週刊ポスト2011年9月2日号