「夫の脳」をコントロールすれば夫婦仲は変えられる。そう語るのは、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でおなじみの脳科学者・澤口俊之氏。夫婦の関係好転への突破口から、自分でも気づかずにいた夫への不満解消法まで、澤口氏がアドバイスする。
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男性脳は未来志向的で、感情に流されにくく、とても理性的。また、日、月、年単位で計画を立てて行動しようとする傾向があります。いまより先の未来に実行することを覚えている記憶、これを展望記憶と呼ぶんですが、男性はこの展望記憶によって行動しようとします。
例えば、朝のうちに今日はこれからあれをして、それからこうするといったことを事前に覚えておいて、実際の行動を展開していく傾向があります。そして、自分の立てた予定を乱されると、イライラし、腹を立てやすいというのも男性脳の特徴です。
一方、女性は男性よりも感情的で、また予定を乱されてもそれほど気にしない傾向があります。それは子育てで訓練されてきた歴史があるから。赤ちゃんが泣き出したらそれに共感し、予定を変えてでも子供の世話を優先して過ごしてきたことが影響しているのでしょう。
大きな違いは、男性脳と比較して女性脳のほうが発達している脳領域が多いこと。脳全体の約80%は、女性脳のほうが発達しています。つまり、脳的にも女性のほうが男性より頭がいいんです(笑い)。40~50才になっても、それは変わりません。細かいことを見抜く力や記憶力、言語的能力も女性のほうが優れています。だから妻は自信を持って夫を操縦してください。
※女性セブン2011年9月8日号