8月23日、「黒い交際」により芸能界引退を発表した島田紳助は、問題となった暴力団幹部のB氏との関係について、10数年の付き合いで会った回数は「4、5回」と説明した。しかし、ある山口組関係者は一笑に付す。
「B氏と紳助は家族ぐるみのつき合いで、年に何回かは会っていた。イチローが大リーグに行った直後には、紳助がB氏に『僕、イチローのユニフォームもらってきますから』といってご機嫌をとっていた。その後、本当に紳助がプレゼントしたのかはわからないが、B氏の組事務所の部屋にはイチローのマリナーズのユニフォームが飾られていた」
また、紳助は、窮地を救ってくれたB氏への恩義を忘れず、ことあるごとに連絡をとっていた。
B氏も、紳助が副業の飲食店をオープンするたびに顔を出していたといわれる。例えば、紳助が4年前にバーをオープンした際には、店を訪れ、祝儀代わりに料金以上の金を支払ったこともあったという。
また、紳助はB氏と直接会う機会は少なかったものの、B氏の関係者からいろいろと面倒を見てもらっていたとの証言がある。
「東京では、B氏の組の枝(傘下団体)の若い子が、よく紳助を羽田空港からテレビ局まで送っとったよ」(元山口組関係者)
会見で「自分の中でセーフと思っていた」と語った紳助だが、実際には“ズブズブ”の関係だった。
※週刊ポスト2011年9月9日号