フジテレビを解体せよ――。今月21日。俳優・高岡蒼甫がフジの“韓流偏向”を批判したツイートは、“お台場合衆国”の周囲で約4000人を狂奔させる大きなうねりに発展したが、主催者はどういう人物だったのか。本誌記者は、主催者の男性に直撃した。
――なぜデモを決行しましたか?
「韓流のゴリ押しに反発したんです。もともとは保守系だと思われていたフジの偏向ぶりに裏切られた思いがあります。フジは、スポーツ大会で日本人が優勝しても、国家斉唱シーンすら、流さないんですよ」
――あなたはどんな方ですか?
「普通の人間ですよ(笑い)。36歳。IT系企業で働いています。高岡騒動をきっかけに、7月下旬に2ちゃんねるのユーザーによるオフ会があり、そこで正式にデモが決まった。そして、いつの間にか、私が代表ということになってしまった……次は他の人に任せます」
男性は今回のデモはあくまで「フジの偏向報道」に対する行動であり、「反韓」「嫌韓」を意図する政治的メッセージはないことを強調する。
※週刊ポスト2011年9月9日号