「牛柄のタクシー、ウワサには聞いていましたが、やっと見かけました! 今日はツイてる!」「超レア。赤い牛の模様のタクシーに遭遇した! ラッキー」
牛の模様が車体にプリントされたユニークなタクシーが、ツイッターなどネット上で“見かけると幸運を呼ぶタクシー”として話題になっている。ピンク色バージョンの車体もあり、女子高生の間では「見つけると彼氏ができる」なんてウワサも。
このサービスを考えたのは、北海道・函館市のタクシー会社「モーモータクシー」の小川司社長(56)。「普通のタクシーじゃつまらない。北海道らしい模様だしのんびりした気分にもなる」と2006年、観光客向けに始めた。しかし、いまでは“幸運のタクシー”として観光客以外から話題沸騰。実際に乗ってパチンコに行った客からは「8万円大儲けした」と、大喜びでわざわざ運転手に連絡が来たこともあるとか。
車体は、通常の白黒のほか、ピンク、「寿」文字入りの紅白バージョン、「金運アップ」のゴールドバージョンと色を増やしていったが、震災後には「明るい色のほうが良いだろう」(小川社長)とさらに色を増やし、いまでは赤、黄、オレンジ、青、茶も。
外観だけでなく内装も牛柄で、一部の運転手はなんと牛の着ぐるみ姿。猛暑の中でも、その姿で運転席に座っていたそうだ。着ぐるみ運転手をご指名することもできれば、客が着ぐるみを着ることもできる。
タクシーは函館市を中心に流し、総台数は22台。さらに白黒以外は各1台ずつというレア度。見つけた人は幸運をゲットできるかも!?