“具志堅伝説”ともいわれる様々な珍妙発言&エピソードの真偽を本人が解説した一冊『ふかぁ~い具志堅用高のはなし』(ぶんか社)を出版した、元プロボクサーの具志堅用高(56)。現在、バラエティー番組を中心にブレイク中の具志堅は、故郷沖縄についてこう話す。
「沖縄で育った環境もあるのかなぁ。音楽とスポーツが沖縄はいいなって感じはしていたよね。どこにいても音楽が聞こえてくるような土地だからね。とくに(故郷の)石垣島にはBEGINとか夏川りみとか才能のある人が多いし、生で聴くとすごくいいんだよ。音楽やりたいなーって思ったね。ただ、いまからやったら時間かかるから、体がふたつ欲しいね。
でも、もともと歌がうまい人がいるように、ぼくは逃げ足が速かったんだよね。生きるために必要だったもの。小さいころから何かで世界一になりたかったんだよね。でも、体育の先生にもなりたかったな」
体育の先生にはなれなかったが、おかげでこうして多くの人に元気を与えることができている。ちょっと沈みがちないまの日本においてとてもありがたい存在ともいえる。
「どん底からいかに這い上がるかが大事だね。周りの力も必要だけど、自分が諦めないやる気も大事だよね。日本はいい国だし、若い子はとにかく頑張ればいくらでもチャンスは生まれてくるよ。年配の人がいちばん大変と思う。周りの人が元気と気合で支えてね。ぼくの元気も周りに支えられてるもの。家族がいちばん大事。帰るところはうちしかないからね」
※女性セブン2011年9月15日号