国内

野田首相 日本人が抱く海外への複雑な思いにプロレスが影響

 民主党代表選に勝利し、首相となった野田佳彦氏は「ノーサイド」や「どじょう」「ゆきだるま」といったフレーズでも有名になったが、以前はこのフレーズが有名だった。

「道路公団の民営化は丸投げ、三位一体改革も丸投げ、予算編成も丸投げ。室伏広治選手はハンマー投げのゴールドメダリストだが、小泉純一郎首相は丸投げのゴールドメダリストだ」(2005年、衆議院代表質問)

「(小泉進次郎氏を批判して)小泉家にとっては、確か4世です。ルパンだって3世までですよ」(2009年、衆議院本会議で)

 格闘技マニアの知識を活かした発言も空振りが多い。

「プロレスは力道山の頃から見ている。(力道山が米国選手と闘うことから)今の米国への考え方が形成されていく原点がプロレス中継だった。多くの日本人が抱く海外への複雑な思いには、プロレスがおおいに影響しているんじゃないですか」(2008年、夕刊紙のインタビュー)

「自民党にはいずれ、ヴァンダレイ・シウバのように、顔面に踵を落としてやります」(05年、スポーツ紙のインタビュー)

 野田氏にはぜひ次の言葉を思い出してもらいたい。

「私は基本的には『首相公選』の立場です。今、最も必要な政治改革かもしれません。やはり有権者が一票を投じることで、国のトップが決まるということが、民主主義を実感できる瞬間ではないかと思います」(前出・『経済界』のインタビュー)

 これが本心ならば、民意に背き続ける政策を即刻改めるべきだ。

※週刊ポスト2011年9月16・23日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン