引退を機に、これまで秘密にされてきたさまざまな裏話が明らかになっている島田紳助(55)だが、大阪のテレビ局では、紳助への挨拶は“鬼の掟”のようだったと関係者が口を揃える。
紳助の引退を受けて、いちばんに打ち切りが決定した『クイズ!紳助くん』(朝日放送)の楽屋については、複数の証言を総合するとこういうふうだった。
まずタクシーでマネジャーとテレビ局入りするのは、東京と変わらないのだが、付き人の芸人、大阪の友人ら数人も一緒にやってくる。玄関口には、番組に出演するほとんどのタレントが少なくとも5~10人でお出迎え。これにテレビ局のプロデューサーや制作・構成担当者などが加わるので、20人ほどになることもあったという。紳助は、それらの人間を後ろに従えて楽屋入りする。
廊下では大名行列ができ、彼の番組に関係ない社員や他のタレントが、うっかり一行とすれ違うときは、壁にぴったり背をつけて、最敬礼。まれに事情のわからない若手タレントなどがきちんと挨拶ができないと、突然、紳助の機嫌が悪くなり、時にはその場で、“お前、誰や!”などと、顔を知っていても、怒鳴りつけることもあった。
※女性セブン2011年9月22日号