縦関係の厳しい芸人の世界。若手芸人は時折、先輩芸人から「先輩の言うことは絶対!」などと言われ無茶ぶりをされることがあるという。
とくに女性芸人の場合、それはセクハラに値するのでは…? と思うようなエピソードがテンコ盛り。先輩芸人だけでなく、マネージャーや番組プロデューサーからのひどい仕打ちに悩むこともあるようだ。
何人かの女性芸人に話を聞くと、出るわ出るわ…。
「ライブの打ち上げの際に、“誰でもいいから女芸人脱げ”と言われた」
「男芸人ばかりが集まる怪談話大会に呼ばれ、全員が全裸というルールがあり、仕方なく…」
「真冬に、先輩芸人から女の子をナンパして来いと命令され、寒空のなか女性に声をかけまくったことがある」
「ある番組に起用された際に、緊張で毎回成果が出せず、マネージャーから“とりあえずスタッフ全員に抱かれてこい”と言われた」
「深夜に突然“明日オーディションに行って来い”などの連絡があるのは当たり前。
アルバイトが休めない…と返答したら“お前の生活のことなんて知らね~よ!”。マネージャーの言葉!?」
「面白くないことを理由に、もともと少ないギャラをさらに半額にされた」
「ライブであまりウケなかった際、舞台を降りるとマネージャーが飛んできて蹴りを入れられた」
などなど、一般の社会では考えられない報告が山ほど…。このような仕打ちに耐え続けても、売れるのはほんの一握りにも満たない。元女芸人のAさんは「芸人ならば、必ず酷すぎるエピソードを持っているでしょう。現状に耐えたり慣れたりしていると、ただの辛いできごとになってしまう。打破するためには売れるか辞めるしかない。面白い話としてお茶の間に届けてくれる女性芸人が増えるといいなと思います」と話した。