「どじょうのように泥くさく、国民のために汗をかきたい」――
野田佳彦新首相(54)のこの発言から、「どじょう」が庶民派を標榜する首相の愛称としてすっかりおなじみになった。ご存じのとおり、この「どじょう」、書家で詩人の相田みつをさんの作品「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」からの引用だ。
首相の発言以来、東京・丸の内にある相田みつを美術館の来館者数が急増したという。長男で館長の相田一人(かずひと)さんの話。
「連日3~5割増しの人が訪れ、仕事中らしいビジネスマンの来館も目立つようになりました。マイナーな作品なのでそれまで展示もしていませんでしたが、『どじょうはどこ?』という声が多く、9月13日から始まった企画展では原作も展示しています」
※女性セブン2011年9月29日・10月6日号