指定暴力団関係者との親密交際を理由に、芸能界を引退した島田紳助(55)。多数のレギュラー番組を抱える人気タレントの突然の決断に、テレビ各局は番組の差し替え、代役を立てての収録など、対応に追われることとなった。ある芸能事務所関係者はこう話す。
「すぐにオンエアー日がやってくるレギュラー番組のスタッフはたいへんだったと思いますが、スペシャル番組のスタッフなんかは“やっと紳助から解放される”といって胸をなでおろしていましたね。そのスペシャル番組は、もう何年も前から続いているものなんですが、紳助さんの気分で内容が変わったり、機嫌が悪ければ八つ当たりされることもあったりして、とにかくスタッフ全員が手を焼いていたようです」
また別の芸能事務所関係者はこうも話す。
「紳助さんの引退は、吉本以外の事務所にとっては単なるラッキーですね。あんないいポジションが空いたんだから、自社のタレントを売り込むのに必死です。それに、今回の騒動で吉本さんを敬遠してしまう制作会社も多いようで、他の事務所のタレントにしてみれば、またとない大チャンスですよ」
一方で、吉本所属のある若手芸人からはこんな話も。
「今何かあると、みんな“あの人(紳助のこと)のせいでゴタゴタしてるから“と紳助さんのせいにしてますよ。たとえば、嫌いな先輩からの誘いがあったら、“コンプライアンス関係で事務所に呼び出された“なんて嘘をついて断ったり。正直、吉本の若手にとっては、紳助さんの騒動は結構ありがたい口実です(笑)」