突然の引退発表後、続々と飛び出してくる島田紳助(55)の裏の顔。一筋縄ではないかない芸能生活を送っていた紳助には、こんな人心掌握術があったという。紳助をよく知る芸能関係者はこう話す。
「紳助さんは、有望な若手タレントや、ファミリーに入れたいタレントがいると、いっしょに仕事をする前に、いきなりそのタレントに電話をかけるんです。そこで“なんやお前、生意気なことやってるらしいな!なめとったら、承知せんぞ!”と、いきなり理不尽なことをいうんですよ」
紳助は面識がなくても、スタッフなどから電話番号を聞き出して、こんな電話をかけてくるという。そして、こんなことを言われたタレントは“何かやってしまっただろうか…”と不安になり、謝罪をすることになるわけだが、そこで紳助の態度は急変する。前出の関係者はこう続けた。
「タレントが謝りにくると、紳助さんは“全然問題ないで。気にすんな”と優しい態度で迎えるんですよ。さらに“実はお前のことを気にかけとったんや”と距離を急激に縮めてくるんですが、そうされると脅されたときの恐怖があるから、余計に紳助さんを優しい人だって思っちゃうんですよ」
なんとも極端で理不尽な“飴とムチ”ともいえる紳助の人心掌握術だが、あの業界の人々の手口と酷似しているという。別の芸能関係者はこう話す。
「最初に脅しをかけて、後から優しい言葉をかけるというのは、典型的なヤクザのやり方です。これをやられると、“すごく怖くて偉い人なのに、僕にだけは優しくしてくれる…”とイチコロになってしまうケースが多いんですよ。紳助さんに限らず芸能界ではこのパターンを使う人は何人かいますけどね」
暴力団関係者との親密ぶりが、次々と明らかになる島田紳助。ただ単に交際があっただけでなく、その生き方にも大きな影響を受けていたのかもしれない。