巧みな話術と、“いじり芸”で番組を支配していた島田紳助に対して、出演者が萎縮していたことは多くの報道が伝えているが、その重しが取れたことで、「ベテランから若手まで端から見てもわかるほど、のびのびしている」(構成作家)という。さらに、今田や東野ら中堅にとってはランクアップするチャンスでもある。
もっとも、喜んでいる人ばかりではない。司会変更を余儀なくされた紳助の番組の視聴率があまり変わらなかったという事実に、頭を抱えて怯えている面々もいる。
「紳助と同クラスの大物タレントはきついでしょうね。彼らの持っている視聴率も、スポンサー企業に“虚像”だとバレてしまった。高額ギャラで起用を嫌う流れができれば、大物のリストラが一気に加速するでしょう」(大手広告代理店社員)
※週刊ポスト2011年9月30日号