今オフの北海道日本ハムファイターズ・ダルビッシュ有獲得に向け、メジャー球団がアツい視線を送っているが、その中でもダークホースと言われるのが、ワシントン・ナショナルズだ。
そこで、いまだプレーオフ進出がない同チームを今年6月から指揮を執るD・ジョンソン監督を直撃した。同監督はかつて巨人でプレーしたメジャー屈指の日本通でもある。
――ダルの評価は?
「すぐにローテーションに入れる投手。監督に就任していなかったら、私がナ軍のGM補佐として日本で視察する予定だった」
――では、獲得に乗り出すのは確実ですね。
「(ナ軍本拠地の)ワシントンは米国の首都。彼にふさわしい場所だ。アジア系の観客も増えるだろうね」
そう破顔一笑。ポスティング参加は既定路線のようで、ナ軍のM・リゾGMも「資金力は十分だ」と胸を張った。
さて、今オフにダルはどの帽子を被るのか。
※週刊ポスト2011年9月30日号