20代だったバブル期にハイレグ・ボディコンで一世を風靡し、その後10年に及ぶ仕事のない“潜伏期”を経て、40代で再ブレイクを果たした岡本夏生さん(46)。かたやブランド品買い漁りにホスト通い、美容整形と己の欲望を極め、最近は女性ホルモン補充療法を開始した中村うさぎさん(53)。R40女性の熱い支持を受けるふたりだが、若々しい外見から年齢がまったくわからない“エイジレス”なふたり。美容と健康にもそれぞれのこだわりがあるのだろうか。
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うさぎ:美容のために何か気をつけてることはあるの?
岡本:ぜ~んぜん。セックスしていないと女は美を保てないとかっていうけど、私、全然セックスしてないじゃん(笑い)。もともと美貌のためには何もやってない。潜伏期間に地味な生活をしていたことが結果的に健康によくて、健康にいいことをやってたら、それが偶然にも美容のためにやることと同じだった。
食べ物に気をつけるとか、たばこを吸わないとか、お酒はあまり飲まないとか。自炊をして、野菜ジュースをつくるとか。あとは、洗顔してすぐに化粧を落とす。これがすべてと思ってる。
この日の取材でも、写真撮影終了後、「10分待って!」といい残してバスルームに消えた岡本さん。しっかりとメイクを落とし、ハイヒールを健康サンダルに履き替えて、体を締めつけない洋服にチェンジ。一方、うさぎさんは、「メイク落とし? めんどくさいから落とさないでそのまま寝るよ(笑い)」と、対照的。
うさぎ:食事のときは炭水化物もとらないとか?
岡本:炭水化物は大好物。お米は白米じゃなくて、十穀米とか発芽玄米とか。あとは普段は魚とお肉と野菜と大豆関係とフルーツが中心ね。
うさぎ:うん、そこは真逆だね、私と。私は健康に悪いことばっかりだから。不摂生だし、ほとんど外食だし、たばこ吸うし、メイクは落とさないしさ。風呂も1週間に1回しかはいらない。
岡本:まじかよ~! 私、お風呂は毎日。長いときは4時間はいってる。
うさぎ:4時間も何してるの? 風呂のなかで。
岡本:やることいっぱいあるのよ。洗濯したり、靴を洗ったり、カバンを洗ったり、かつらをもみ洗いしたり。何ひとつクリーニングに出さないからね、私は。
うさぎ:何で?
岡本:クリーニングはラクできれいになるけど、全部まともに出してたら、毎月何万もかかるわけよ。年間通したらすごい金額になるでしょ。手洗いすれば年間何十万も節約できるし、なおかつ汚れも自分の目で見届けられるから納得できる。以前、お気に入りのセーターを出して縮んだことがあったから、それをきっかけにオール手洗いに変わったのよ。
うさぎ:じゃあ、クリーニング店すらも信用してないじゃん(笑い)。
岡本:そう。だから、ひとりなわけよ。だから、この人生で合ってるわけよ。
うさぎ:なるほどね。
※女性セブン2011年9月29日・10月6日号