マスコミにボロを出すのが怖いのか、ぶら下がり取材さえ拒否している野田佳彦首相。政権末期の菅サンと同じだ。
「気が小さいことは間違いない。政策は空っぽでも口だけはうまいから、自分を利口に見せるために官僚の振り付けにはよく従う。子分の蓮舫もそうだが、見栄と嘘で政界を泳いできた連中だから攻めれば簡単に崩れる」(自民党国対筋)
見栄といえば、野田氏はずっと、「父親は(精鋭部隊として知られる)習志野空挺団員だった」と自慢してきたが、それも嘘らしい。
「総理のお父様が空挺団に所属していたことはない」(習志野駐屯地広報班)
実際には、駐屯地で管理業務を行なう「業務隊」の所属だったようだが、つかなくてもよい嘘をついて見栄を張るのは、どんな心理によるものなのか。
「一見、慇懃で低姿勢に見える野田氏は、本当は、物事を割り切って考えるマシンのような戦略家です。状況が違うのに同じトーンで話す、父親の職業を偽り、バレても訂正しない、なども自分なりには合理的なイメージ戦略なのでしょう」(臨床心理士・矢幡洋氏)
※週刊ポスト2011年9月30日号