当サイトでは、人気シリーズ「うちのバカダンナ」を紹介しているが、今回はおトボケ妻を紹介しよう。これは1988年に取材したものだが、保母さん、救急医が明かすだらしがないお母さんのエピソード。一流商社マンの夫が海外出張中から帰ってくる前に、慌てて洗濯をしたのはいいが、わが子まで洗う寸前だったというエピソードだ。(女性セブン1988年12月1日号より)
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保母B:これは、信じられないホントの話ってやつ。旦那は一流商社員なんだけど、奥さんはすっごくだらしないのね。旦那が海外出張したりすると、それをいいことに、家の中はもう散らかし放題。それこそ、足の踏み場もないくらいになっちゃうの。
その奥さんが、そろそろ旦那が帰ってくるっていうんで、久しぶりに大掃除を始めたんですって。脱ぎ散らかした下着やトレーナーをポンポンと大きな洗濯機の中に放り込んでいるうちに、ぬいぐるみのようなものが目についたんですって。
「あっそうだ、これは洗えるぬいぐるみなんだ」ってすっかり信じきっちゃって、これも一緒にとヨイショと投げ込んだら、毛布をかぶって昼寝していた1才の娘だったんですってよ! 娘が洗濯機の中で泣きだして気づいた、っていうんだから、すごいわよねぇ。
救急医A:夜の仕事をしているお母さんで、深夜、仕事が終わったあと、ほろ酔い機嫌で子供を診断させにくる人がいるんだよ。いくらうちが救急病院だって、風邪ぐらいで深夜に診察させられたんじゃかなわないから、「昼間連れてこなきゃ困るよ」というと、「だってェ、昼は眠いんですもの。深夜料金払えばいいでしょう」だって。タクシーじゃあるまいに。