海外で実写映画化するプランが進められているという『ゴルゴ13』。ネットや映画業界では、早くも主人公のデューク東郷を誰が演じるのか?の話題で持ちきりだ。
同作は、さいとう・たかをさん原作の劇画。同作を出版するリイド社がこのほど、アメリカの制作会社デイヴィス・フィルムズと映画化権オプション契約を締結したことから、海外で映画化する期待が一気に高まっている。
「デイヴィス・フィルムズは、これまで『バイオハザード』など日本の人気コンテンツを映画化してきた実績がある有力制作会社です。今後、映画化され、世界展開していく可能性は高いでしょう。いまのところ、監督やキャストなどは発表されておらず、すでにデューク役が決まっているのか、まだ人選中なのか不明。そんなことから、デューク役のキャスティングが俄然注目されています」(映画ライター)
デューク東郷は、年齢や国籍、経歴などが謎に包まれ、寡黙で冷徹な超一流スナイパーという強烈なキャラ。
ネット上では、高倉健(80)、千葉真一(72・現JJサニー千葉)が役のイメージに合うのでは? という書き込みも多い。実際、ふたりは日本で映画化された際に、デューク役を演じている。また、アニメ化した際の声優を担当した舘ひろし(61)や、日本通のハリウッド俳優・スティーヴン・セガール(59)を推す声など、さまざま。さいとうさんが以前、デューク役の適任として名前を挙げた、ハンマー投げの室伏広治選手(36)まで。
そして、もうひとり、名前が挙がっているのが渡辺謙(51)だ。
「デュークを演じられるのは謙さんぐらいしかいない」「世界的な知名度を考えるとケンワタナベでしょ」「日本人なら彼しかいない!」とネットでは、ハリウッドでの人気に期待する声も多い。
前出・映画ライターもこういう。
「ハリウッドでのこれまでの実績や年齢を考えると、これだけの話題作で主役を張れる日本人スターといえば、渡辺謙さんしか考えられません。それに、制作サイドも日本のマーケットを意識してキャスティングするでしょうしね。ただ、デュークというキャラのイメージもありますが、海外作品ではそれほど原作のキャラクターを意識しないことも多いので、そう考えると、日本人にこだらわず、日本人以外のハリウッドスターになる可能性もあるでしょうね」