ライフ

日本の女性が韓流男に走る理由 エロくて性欲刺激されるから

「韓流」「フジTVデモ」から「性」まで女の本音について語る北原みのりさん

文筆家で女性用アダルトグッズショップ「ラブピースクラブ」代表の北原みのり氏が「女の本音」について、読者に語りかけます。1回目は「なぜ日本の女は韓流に惹かれるか」。(聞き手=神田憲行)

* * *

——ネットでフジテレビへの反・韓流デモが話題になったんですが、北原さんは韓流ファンとしてデモ反対の立場なんですよね。韓流のどこに惹かれるんでしょうか。

北原:きっかけは『チャングムの誓い』というドラマだったんですが、そのあと東方神起のライブ映像を見て、あまりのエロさにびっくりして(笑)。言葉にならないエロさがある。日本人の歌手に感じたことがないような下半身が熱くなるものを感じたんですよ。

——エロいんですか? 私はてっきり王子様的なイメージがあったんですが。

北原:エロいんですよ。男ってこんなにいいんだという、日本のアイドルに夢中になってきた自分がどんだけ人生無駄にしてきたんだという(笑)。私が話を聞いたファンの人たちも、韓流好きになってから「生理が来るようになった」「睡眠薬を飲まなくても眠れるようになった」「今まで男だと思っていたものが男じゃないのに気づいた」とかいってますよ(笑)。

——漢方薬の効能みたいな(笑)。私はゴルフの石川遼選手やハンカチ王子こと斎藤佑樹投手のファンと韓流ファンは重なると思っているんですが。

北原:被らないですね。遼君が好きな子はジャニーズの「嵐」が好きなんです。ハンカチ王子も他のジャニーズで、要するに「息子萌え」ってやつなんですよ。息子的な礼儀正しさとか、さわやかさに惹かれる。韓流は完全に男を求めている感じなんです。もちろんセックスしたいとか具体的なことが叶うとは思っているわけじゃないですが、絶対、性欲という女の部分を刺激されてると思う。

韓流のファンミーティングという集いで、主催者が「今日は握手会なしです!」などと発表しようものなら、ファンの女性の間で「お触り無しかよ!」って暴動みたいな雰囲気になる。年配の女性でも両手でこするように握手しますからね。

——日本のアイドルだって握手会するじゃないですか。

北原:日本のアイドルはどこかおばちゃんとか、ブスに対してバカにしてる視線を感じるんですよね。でも韓流は優しい。新大久保に行くと19歳の韓国人の男の子が50分5000円でハンドマッサージしてくれるお店があるんですが、ずっと話をしてくれるんですよ。

日本人の19歳ならたぶん5分持たないと思うんですが、来日半年で片言の日本語なのに、会話の幅がものすごく広くコミュニケーション力が凄いんです。ぐいぐい人が近づいてくる感じ。

韓国はもちろん男尊女卑の国だし中に入ると難しさはあると思うんですが、外側から見る気楽さってあるじゃないですか。どうせ威張られるんなら、こっちの男に威張られた方がいいや(笑)。ファン層は20代から70代まで、日本の女の8割の年代が韓国に向いている気がします。

——そこで起きたフジテレビに起きた抗議デモ。どう思われました?

北原:なんて醜いんだろう。彼らの中には「日本の女がなんで俺たちより下の韓国人に行くんだ」というやっかみがあるんですよ。日本文化を貶めるなとか、フジテレビの偏向とか、バカ言えよ、素直に整形しろよって(笑)。筋肉鍛えろよ(笑)。

俺はモテない、俺より下の韓国人がなんでもてるんだろう。悔しくてたまらなかったんでしょうね。最近、デモの首謀者が彼女が出来たからデモ辞めますというニュースがネットに流れましたが、まさにそれを表しているじゃないですか。

【北原みのり氏プロフィール】 1970年生まれ。女性のためのアダルトグッズショップ「ラブピースクラブ」代表のほか、文筆活動も行う。最新刊に「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版刊)。


関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン