「テレ東の大橋未歩アナをふくよかにした感じの美人」(!)と噂されたファーストレディがついにベールを脱いだ。
野田佳彦首相(54)とともに9月20~24日にNYを訪問した仁実夫人(48)は、就任後初の外遊で外交手腕が問われる夫をしっかり支える賢妻ぶりを発揮した。それにしても、メディアにたびたび露出しキャラが立っていた鳩山元首相の幸夫人や菅前首相の伸子夫人に比べると、仁実夫人の人柄を伝える情報は圧倒的に不足している。
東京・江戸川区出身で、実家は町工場、音大では声楽を専攻した。野田氏が千葉県議だった1980年代後半に支援者の紹介で知り合い、一目惚れされる。結婚後は野田氏と一緒に街頭に立ち、選挙ではビラ作りや電話番も務めた。医学生の長男(19)と高校生の次男(16)の2児を育て、野田氏の父親の介護もこなす。ボランティア活動に熱心で、昔は浅野ゆう子に似ていたという情報もある……。
表舞台に出ないのも、「気配り」と「控えめ」な性格からか。歴代首相に詳しい政治評論家の岩見隆夫氏も「典型的な“内助型”のファーストレディ。鳩山・菅両夫人を反面教師にしているのは間違いない」という。
とはいえ、夫人の言動が首相の評価を左右するのは前の2代を見ればわかる通り。仁実夫人の性格は野田政権の成否にもかかわるのではないか――。
そこで、外見からその人の性格を導き出すパーソノロジー(人相科学)の権威で、『見た目だけで人を見抜く25の法則』著者の石丸賢一氏に、仁実夫人の顔面を分析してもらった。
「首相を支えてきた自信が、顔の丸みを形成しています。スター性を表わす眉の形や権威を示すエラから、どの国の首脳夫人とも気後れせずコミュニケーションをとる能力を持っているようです。しかし、黒目の小ささ、上唇の薄さ、法令線に『言葉を慎重に選ぶ』性格がにじみ出ています。自分の気持ちを自由に表現することでフランクな付き合いをする西洋社会では、ありきたりのことしか喋らないつまらない女という印象を与える懸念がありますね」
※週刊ポスト2011年10月7日号