スポーツ

ロッテ球団社長ら辞任 井口複数年契約・サブロー移籍も影響

 ペナントレースはいよいよ大詰めを迎えた。だが、優勝、CS争いよりヒートアップしているのが、オフを待たずして始まったストーブリーグ。内紛あり、急転直下の指揮官交代劇あり――。12球団それぞれの裏事情を、番記者たちが暴露しまくる【番記者座談会】。今回は、同時に辞任を発表したロッテの瀬戸山球団社長と石川本部長についての話題だ。

 * * *
A記者:瀬戸山さんは「くたびれた」なんていってるけど、実際は球団フロントの内紛。瀬戸山さん、石川さんをはじめ今のロッテは旧ダイエー勢が多くて、内部では「千葉ダイエーホークス」なんていわれていたほど(笑い)。その中心である2人は、やはりダイエー出身の井口(資仁)に次期監督の約束手形を切っていたというもっぱらの話だよ。

B記者:負けが込み始めた時、選手の間では「いよいよ井口プレイングマネジャー誕生か?」なんて軽口が出てたもんね。それを嫌ったロッテのプロパーが追い落としにかかった。キーマンとなったのが、重光(昭夫)オーナー代行が高級料亭から引き抜いて幹部に据えたという“女帝”。現場の不信感を重光さんに吹き込んで、瀬戸山社長との溝を深めたといわれている。

C記者:石川本部長は、年俸の膨らみすぎたバレンタイン前監督を切るために呼ばれた人。引き続き緊縮路線を進める中で、ベテラン生え抜き選手を切ろうとしたが、それが井口監督へ向けた地ならしに映ったようだ。

D記者:すべてはシーズン途中に選手会長の大村(サブロー)を巨人にトレードに出したことと、井口に複数年契約を提示したことが失敗だった。大村の放出をフロントに抗議した選手もいたほどだから、こうなることは必然だったのかもね。

B記者:ただ、西村(徳文)監督は「オレは生え抜きだから大丈夫!」なんて笑わせていた。さすが「和」の力だ(笑い)。

※週刊ポスト2011年10月7日号

関連キーワード

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
広末涼子(時事通信フォト)
【広末涼子容疑者が逮捕、活動自粛発表】「とってもとっても大スキよ…」台湾フェスで歌声披露して喝采浴びたばかりなのに… 看護師女性に蹴り、傷害容疑
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
麻布台ヒルズの個展には大勢の人が詰めかけている
世界的現代美術家・松山智一氏が問いかける“社会通念上の価値の正体” 『うまい棒 げんだいびじゅつ味』で表現したかったこと
週刊ポスト
工藤遥加(左)の初優勝を支えた父・公康氏(時事通信フォト)
女子ゴルフ・工藤遥加、15年目の初優勝を支えた父子鷹 「勝ち方を教えてほしい」と父・工藤公康に頭を下げて、指導を受けたことも
週刊ポスト
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン