化粧品メーカーのマンダムは9月27日、ヘアメイクブランド「ルシード エル」のマーケティング調査結果を発表した。全国の20代女性207名を対象としたインターネットリサーチでは、「堅実&したたか」な“イマドキ女子像”が浮き彫りとなった。
「あなたの幸せな将来において重要だと思う内容に近いものはどれですか」という質問に対して、「すごく重要だと思う」回答TOP5は以下の通り。
※( )内は「重要だと思う」と回答
1位:両親を大切にすること 68.6%(27.1%)
2位:幸せな家庭を築くこと 67.6%(23.2%)
3位:心を許せる友達がいること 65.2%(31.9%)
4位:安定した生活を送ること 63.8%(33.3%)
5位:老後の心配がない暮らし 61.8%(34.3%)
この結果からは“高望み”ではなく、“身近な幸せ”を重視している傾向がみられる。また「経済性」に関する質問では、「貯金すること」が「すごく重要だと思う」58.0%「重要だと思う」37.7%で計95.7%。「経済的に自立すること」がそれぞれ27.1%と50.2%で計77.3%を占めるなど、こちらもかなり「手堅い」と感じる回答だ。
一方「あなたは肉食系?それとも草食系?」という質問には、「肉食系」12.1%、「どちらかというと肉食系」20.8%、「相手によって肉食系と草食系を使い分けている」22.7%、「どちらかというと草食系」25.6%、「草食系」17.9%、「その他」1.0%となった。
見た目は草食だけど、中身は肉食の「ロールキャベツ男子」が人気だが、女性は“使い分け”による「ロールキャベツ化」があるもよう。今回の調査結果では、堅実な将来設計や肉食・草食の意図的な使い分けを背景に、こうした“したたかさ”を併せ持つ女性を「たくらみ女子」と命名している。
髪に関する意識調査では、「髪がつやつやでキレイに見えると、手入れの行き届いた女性に見える」95.7%、「ヘアスタイルを変えると、自分の気持ちが変わる(テンションが上がる)」93.7%、「ヘアスタイルを変えると、似合う洋服が変わる」83.1%、「髪は巻いたり、アレンジしたり出来るので変わり幅が大きく、いろいろ楽しめる」79.2%、「仕事のときは、きちんとして仕事が出来そうな印象を与えるヘアスタイルにする」61.8%が、「どちらかというとそう思う」という回答で、髪の手入れやアレンジを重視している結果となった。
また「髪を例えるなら」という質問のTOP3は「『髪はキレイの象徴』だと思う」72.9%、「『髪はオンナの命』だと思う」62.3%、「『髪はオンナの武器』だと思う」56.5%となっている。
これらのデータを元に開発された、「ルシード エル」ブランドから新発売の「ヘアメイクサプリ」は、髪の水分をキープするトリートメント。洗い流さないタイプで、携帯に便利なコンパクトなパッケージなので、持ち歩いて気になる時にササッと使えることもあり、急な「たくらみ発動!」にも便利なアイテムだ。
「色の白いは七難隠す」といわれるが、手入れの行き届いたしなやかで美しい髪も同様に女性の「たくらみ」を隠すのにふさわしいよなぁ……と、考えていて思い出されたのは、記者が学生の頃、男友達のひとりが「これまでつき合った女の子が全員、同じシャンプーを使っている」と言った時、その場にいた男性陣は共感。
しかし女性陣は「それって彼女が好きなんじゃなくて、そのシャンプーの香りが好きなんでは?」「最初に動いたものを母親と決めてついて行く、ヒナ鳥みたーい!(笑)」などと容赦ないツッコミを入れていた――というエピソード。
それを思い出しながらデータを見直してみると、“「相手によって使い分ける」人も入れると、半数以上の55.7%が肉食系女子”という結果に、妙に納得してしまうのであった。