SMAPの中国・北京公演を見るため、はるばる日本から駆けつけたのが、今年86才となった脚本家・橋田壽賀子さん。超人気ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の最終回を書き終え、現地へと向かった。SMAPはデビュー20周年を迎えたが、橋田さんは、1ファンとして、これまで声援を送り続けてきた。メンバーとは、1996年に橋田賞で中居正広(39)が新人賞を受賞したころから交流がスタートしたが、本格的な交流が始まったのは、1998年から約3年間レギュラーを務めた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)への出演がきっかけだった。10年以上続く、その交流について橋田さんが語った。
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『いいとも』のプロデューサーから「ぜひレギュラーで出ていただけませんか」と頼まれたので、軽い気持ちで大ファンだった「中居くんと一緒なら」って冗談でいったら、これが本当に実現しちゃって…。もう、天にも昇るような気持ちで、夢を見ているのかと思いました。
中居くんとは約1年間、一緒に“金曜レギュラー”を務めましたけど、毎週1回、中居くんに会えるのが楽しみで、生活に張りができたんです。金曜日の朝、自宅のある熱海から東京に向かうのですが、新幹線の中で、「もうすぐ中居くんに会える、会える」って、もう胸がワクワクしちゃって…(笑い)。中居くんのあの優しさと持ち前の明るさに、仕事でくたびれた心をどれだけ和らげてもらい、元気づけられたかしれませんね。
その後、2000年からは香取慎吾くん(34)と2年半、“月曜レギュラー”をやりました。彼とは50才以上も年齢差がありますから孫同然なんです。でも、香取くんとは長かったこともあってか、彼は私のことを“仲間”と思ってくれているみたい。
香取くんは“ゆで卵”が大好きで、熱海で有名な“味付けゆで卵”を毎週差し入れにスタッフの分も含めて30個ほど持って行ってました。そしたら、そのゆで卵を「おいしい、おいしい」ってパクパクと平らげてくれて。その笑顔はいまだに覚えていますよ。
香取くんって本当に愛すべき存在なんですよ。誰とでも、すぐに友達になるって感じの末っ子タイプですね。それに香取くんは義理人情に厚くて、いまだに毎年、誕生日プレゼントやお中元、お歳暮が届くの。今年の私の誕生日(5月10日)には、自分で描いた絵を贈ってくれました。5月は“母の日”もあるからって、カーネーションが描かれていて、そのカーネーションに今年の干支である“うさぎ”が、ちょこんってとまっているの。とてもかわいい絵でした。
また夏には、お中元を贈ってくれたんだけど、何を送ってきたのかと思ったら、これが宝くじ30枚。「きっと、当たります」と手紙が添えられていて…。合計して2300円も、当たっちゃいました(笑い)。
※女性セブン2011年10月13日号