秋になり、電力不足も解消されたいまこそ、“節電リバウンド”が懸念される。夏と同様、節電しなくてはならない状況になる可能性もありそう。そこで、電気代の節約に効果的といわれるのが、LED電球だ。節約アドバイザーの丸山晴美さんが解説する。
「白熱電球を使っている家庭なら、最も手っ取り早いのはLED電球に取り換えることですね」
白熱電球(60W)の場合、1日8時間使ったとして電気代は9.5円。対してLED電球の場合、電気代は7分の1の1.3円に抑えられる。
「1か月では電気代を245円節約できることになります。例えば、玄関とキッチンで2灯取り換えれば490円の節約になります」
ネックとなるのは購入する際の価格だが、大手スーパーやディスカウントストアでは、現在1000円を切る価格のものまで販売されている。2年前に比べて量産が進み、価格が4分の1程度と割安になっているのだ。
「白熱電球は1灯100円程度ですが、LED電球より1か月あたり電気代が245円も高くなります。LED電球に買い替えれば、5か月で元がとれます」
窓に貼る断熱シートを購入するのも手だ。夏の節電用にすでに貼っている人は、はがさずそのまま使用しよう。
「1枚2000円程度しますが、部屋の温度が冬は3℃程度暖かくなります。これによって、エアコンによる暖房の設定温度を1度下げれば、月210円の節電効果があります。夏は外気の熱をシャットアウトし、部屋の中を涼しくする効果もあるので、秋冬だけでなく、1年中使えて効率的です」
これで“節電リバウンド”を解消して、賢く家計を守りたい。
※女性セブン2011年10月13日号