“肉食系女子プロ“の今季限りの引退表明に衝撃が走った。プロゴルファー・古閑美保(29)が引退理由にあげたのは「2009年に痛めた左手首に端を発するコンディション不良」である。だが、ゴルフ記者の間では、
「(年始の合同自主トレで話題になった)ダルビッシュと結婚するんじゃないか」「今年6月、大会初日に貧血で倒れていた。妊娠の兆候だったのではないか」などと様々な憶測が流れた。
本誌も錯綜する情報に追われたが、真偽のほどを所属事務所に訪ねると「結婚? 妊娠? 150%ない」と社長は断言。そして、知られざる古閑の苦悩を明かした。
「引退発表2週前のマンシングウェアレディース(9月16~18日)を、美保は欠場している。実は、そのとき神経のブロック注射を手首にうっていたんです。長期的な視野にたてば注射はアスリートにとってよくない。私は反対しましたが、そのとき美保は、こういった。『今シーズン終了までクラブを握れればいい。皆の前でゴルフしたいの』。そこまでの決意ならば、と事務所としても(引退を)認めました」
古閑は、2009年5月に痛めた左手首の状態がずっと芳しくなかった。痛くて練習できない。練習しないから成績が残せない……。
「シーズン前に今年が駄目なら引退するといい、クラブを握った。でも快方に向かわなかった。オフに引退会見をするというのも選択肢にありましたがプレーを見られなくなってから引退宣言すればファンを裏切ることになる。そう考え、注射をうってでも全力で最後までプレーしようと」(同)
※週刊ポスト2011年10月14日号