10月2日、帝国ホテルで開かれた海老名家の次男・林家三平(40)と国分佐智子(34)の結婚披露宴。この披露宴の裏方を取り仕切っていたのは、母・香葉子さん(78)の信頼も厚い、長男・林家正蔵(48)の妻・有希子さん(48)だった。しかし、式が始まる直前、そんな有希子さんが声を荒らげるようなトラブルが起こっていた。
披露宴会場に姿を現した、ひと際目を引くガッチリとした男性は、バルセロナ五輪・柔道金メダリストで、格闘家の吉田秀彦(42)だった。ストライプのスーツにピンクのネクタイを締めた吉田は、笑顔で受付に歩いて行く。
弟子たちが対応しているのだが、なんだか様子がおかしい。それまで笑顔を浮かべていた吉田が次第にぶ然とした表情に変わり、こういった。
「はぁ? 席が無い!?」
どうやら招待客のリストに吉田の名前がなく、座席が用意されていないようだ。おろおろする受付の弟子たち。吉田はいったん別室に案内されたものの、結局、披露宴に出席することなく、怪訝そうな表情を浮かべながら帰ってしまった。
やがて招待客が席に着き、披露宴が始まると、弟子たちだけとなった受付に有希子さんの厳しい声が響いた――「どういうこと? 帰られてしまわれたということ?」
このような形で大恥をかかされた格好となった吉田を直撃すると、「お祝い事に水をさしたくないから」と言葉を濁しつつも、席が無かったことについては認めた。
「席は無かったですけど…“お祝いに来たんで、お祝い(ご祝儀)だけ置いていきます”といって帰りました」
――海老名家側は急きょ、席を用意したみたいでしたが?
「だって、そんなのぼくはわからなかったし…。それに席が無いなら、しょうがないですよ」
いい気分はしなかったろうが、お祝い事だから、文句はいいたくないと、さすが一流アスリート、懐が深い。
三平の友人である吉田をぞんざいに扱ってしまう形となった海老名家。さあ、この“大失態”、どう弁明するのか。海老名家を訪ねると、香葉子さんや有希子さんの代わりに男性スタッフが出てきた。
「ご招待のはがきは出していましたが、行き違いがあったのか、吉田さんからの返信をいただいていなかったんです。吉田さんには、三平から“改めて食事に行きましょう”という話をしているようです。ご祝儀は返すのも失礼なので、ありがたく受け取らせていただきました」
※女性セブン2011年10月20日号