9月23日に放送の『真実発掘ミステリー 歴史はこうして作られる』(日本テレビ系)のエンディングで、「ぼくも、引退の身ですからね」と発言して周囲を驚かせたみのもんた(67)。
その後、10月4日付、『東京スポーツ』で、みの本人が「すべての契約が来年3月に終わることになった」と明かし、騒動は一気に拡大した。レギュラー番組に加え、『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)など4つの特別番組、文化放送のラジオ番組『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ!』の全8番組の契約更新の話がいまのところまったくなく、それは、事実上の引退だというのだ。
この“リストラ”の舞台裏には、テレビ局側の深い事情があるようだ。まず、いちばんの理由としていわれているのが、高額なギャラだ。本人も「おれからはいえないけど、そうじゃないの?」と、テレビ局側の経費削減説を指摘している。
「一時は1本200万~300万円、最近でも100万~120万円といわれている彼のギャラは、局にとっては高すぎます。いままではそれでも視聴率が伴っていたからよかったんですけどね。テレビ局も広告収入の減少で経費削減が求められていますし、そもそも局アナを使えばタダになりますから」(番組関係者)
実際ここ数年、各局の厳しい台所事情のため、リストラにあった大物司会者たちは枚挙にいとまがない。鳥越俊太郎(71)、福留功男(69)、大和田獏(60)、田丸美寿々(59)、小宮悦子(53)らかつての売れっ子たちは、いまや表舞台から遠ざかってしまった。コラムニストの今井舞さんがこう説明する。
「クビっていいづらいからと、大物を使い続ける時代は、そろそろ終わり。客寄せパンダの役割で置いていたのに、寄せられなくなったら、何の意味もありません。しかもギャラが高ければなおさら。いってみれば、テレビ界の断捨離ですよね」
※女性セブン2011年10月20日号