秋葉原と並び“オタクの聖地”と称される「中野ブロードウェイ」。ショッピングセンター内に漫画やアニメ系の店舗がひしめき合う、さながらオタクのデパートだ。
7月下旬のとある日の夕方、ここのフィギュアショップに小太りの男が現れた。ハットに黒縁メガネ、黒のTシャツ、ハーフパンツ、背中には大きなリュックというラフなファッションで、店内に並べられたフィギュアを物色する姿は真剣そのもの。この男、完全プライベートのケンドーコバヤシ(39)だった。
「後ろ姿は、ただの“太ったオタク”だったから気にもとめてなかったけど、店員さんに話しかけられて受け答えする声を聞いて、低温のやたらいい声してる人がいるなぁと思ったんです。で、よくよく顔を見てみたらケンコバだったんですよ」(目撃した男性客)
ケンコバは大の漫画、アニメ好きとして知られる。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』好きな芸人を集めた「ジョジョの奇妙な芸人」を企画して、話題を呼んだことも。この日の買い物のお目当ては、そのジョジョだったようだ。前出の男性客が続ける。
「ケンコバが熱心に眺めていたのがジョジョのフィギュアが並べられているコーナーだったんです。結局、3体まとめて“大人買い”してましたね。新品だったから、全部で1万2、3千円ぐらいじゃないですか。会計終えると、その商品を入れた紙袋持って、すごく満足そうな表情してましたよ。そういえば、その日、ケンコバをブロードウェイで3回も見かけたんです。かなり長いこと、いろんな店を回ってたようです」
たまのオフを、大好きなオタクショップ巡りで満喫したようだ。