国内

番組司会する芦田愛菜の前で大人が下ネタ「児童虐待では」の声

留まるところを知らない人気ぶり。ジャニーズやAKB48も負けそうな勢いの芦田愛菜ちゃんだが、なにやらその姿に「違和感」を覚える声が続出しはじめた。いったい、何が起こっているのか。作家で五感生活研究所の山下柚実氏が問題提起する。

* * *

ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で大ブレイクした芦田愛菜ちゃん。NHKの大河ドラマ出演に続き、『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)では史上最年少の司会役に抜擢。 10月16日からはキムタク主演のドラマにも登場するとか。

さらに、歌手としてデビュー。周囲は当然、「紅白歌合戦」の出場をねらっているのでしょう。

留まるところを知らないその人気ぶりは、ジャニーズやAKB48も負けそうな勢い。「泣き」の演技もプロなみで、そこらへんの大根役者よりもずっと高い評価を得ています。

ところが……。最近の愛菜ちゃんを見ていると、なぜかこっちがつらくなってくるのです。「そこまで無理しなくても」と感じてしまうのです。

七歳の子が、周囲にあわせて大はしゃぎして、キャハハとひきつった笑いをする姿。見ているこっちの方が引いてしまうことも、しばしば。

その姿に無理を感じているのは、私だけではないようです。新聞の投書欄には『メレンゲの気持ち』の司会役に対して、「昼間からあきれるような下ネタを、七歳の彼女の前で展開していた。人として成長する大切な時期に、この起用は児童虐待ではないかとさえ思う」という批判も。

過剰な仕事量のせいか、ネットでは「あまりに忙しすぎて愛菜ちゃんの表情がこわばっているみたい」「過労では。もうすこし休ませてあげて」という心配もささやかれるほど。

大人たちが寄ってたかって、小学一年生の人気に依存する空恐ろしい構図。こぞって視聴率低下を嘆くテレビ局が、最後にしがみつこうとしているのが愛菜ちゃんだとしたら……?

ふと、「加藤清史郎くんはどこへ」と、気になりました。あれほどひっぱりだこだった「子ども店長」。ほんの数ヶ月で、人一人があっという間に消費されてしまったのだとすれば、なんとすさまじい速度でしょうか。

もしかして、ソフトバンクのCMの犬のおとうさんの方が、子ども店長よりサバイバルしているかも? ペット人気の方が息が長いとすれば、この世はあまりに過酷です。

最近、ネット中心によく使われる表現に、「痛い~」があります。たとえば「あの人痛いよね」「彼女は痛い人」といった感じで頻繁に使われています。その意味とは、「他人から見ると場違いなことを、本人は正しいと思ってやっている」「見ていられない」。

芦田愛菜ちゃんが「今、もっとも痛い人」でなければいいのですが。


関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【約4割がフジ社内ハラスメント経験】〈なぜこんな人が偉くなるのか〉とアンケート回答 加害者への“甘い処分”が招いた「相談窓口の機能不全」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【被害女性Aさんが胸中告白】フジテレビ第三者委の調査結果にコメント「ほっとしたというのが正直な気持ち」「初めて知った事実も多い」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
《中居正広氏の女性トラブル騒動》第三者委員会が報告書に克明に記したフジテレビの“置き去り体質” 10年前にも同様事例「ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出…」
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン