これまで日本国内ではソフトバンクの一社独占だったiPhoneシリーズだが、14日に発売されたiPhone4Sからは、auも参戦。ユーザーとしては、よりお得なほうを選択したいところだが、実際問題どうなのだろうか。月額基本料金にスポットを当てて、比べてみる。
定額プランにした場合、ソフトバンクは月4410円で、auは月4980円。ソフトバンクのほうがauより月額基本料は570円安い。しかし、どちらがお得かは簡単にいい切れないとケータイジャーナリストの石川温氏は説明する。
「auが提供する月額基本料の『プランZシンプル』は、ソフトバンクの『ホワイトプラン(i)』とほぼ同等の内容で、それぞれ同じキャリアのユーザー同士なら、深夜1時から夜の9時まで無料で通話できます。通話する相手のキャリアによって、通話料金が大きく変わってきますから、場合によっては570円の差が気にならなくなるかもしれません。つまり自分の友達にソフトバンクが多い人は、ソフトバンクを。auが多い人はauを選ぶのがいいでしょう」
auには月額390円を払うと、auユーザー同士の通話が3件まで24時間無料になるという「指定通話定額」というプランもある。友達や恋人、同僚など、よく通話する人がauの場合はこのサービスも大きく影響するだろう。
※女性セブン2011年10月27日号