スペシャル版の視聴率も好調で、さらなる続編も確実といわれるドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)。しかし、一部マルモウォッチャーからは「ガッカリ」なんて声もチラホラ…。いったいどうして??
10月9日に放送されたスペシャル版は16.7%と高視聴率を記録。しかし、この数字ほどファンの評判はよくないようだ。「Yahoo!テレビ」のドラマの評価や感想を投稿するページでは、評価は5点満点で平均3.29点。これは、連続ドラマ時の3.98点から大きく下げている。しかも、5点が35%に対して1点が29%もいる。これも連ドラ時の5点が62%、1点15%から大きく下げているのだ(14日現在)。
スペシャル版のストーリーは、ざっとこんな感じだった。阿部サダヲ演じるマルモといっしょに暮らす双子の姉弟(芦田愛菜ちゃん、鈴木福君)が夏休みに、マルモの後輩が営む山梨のぶどう園へ。姉弟は後輩夫婦の子供と仲良くなるが、夫婦がうまくいっていないのを感じた姉弟は仲直りさせようと、願いをかなえてくれるカッパ探しに出る。
ネットの書き込みをみると、好意的な声では「愛菜ちゃんのかわいさにやられた」「素直な子供の気持ちがよく描かれていた」などが。やはり愛菜ちゃんのキュートさにメロメロのファンは多いようだ。
しかし、ガッカリ派は「マルモファミリーの良さが出てなかった」「なぜいまごろ、夏休みの設定なの?」「2時間もひっぱるような話じゃなかった」と、ストーリー展開に物足りなさを感じたよう。
連ドラ放送時にすべて見たというある30代のマルモウォッチャーの女性はこう語る。
「マルモって、一家にほんのちょっとした問題が発生して、それを家族で協力しながら解決していくところに共感できたんです。で、最後に“おきて”が出て絆を確認するわけじゃないですか。そこに家族っていいなって感じがして、思わずホロってきた。でも、スペシャル版の、よその家庭の問題を姉弟が解決するというのはちょっと無理やりストーリを作った気がして、違うなって感じがした。マルモファミリーの絆の話をメインにしてもっと描いてほしかったですね」
スペシャル版ではマルモと、同じアパートにある居酒屋の彩ちゃん(比嘉愛未)の今後の恋の展開が期待される終わり方だった。でもファンが見たいのは、家族の絆というところに尽きる。再続編があるとしたら、いったいどんなストーリーになるのか…?