この秋、「不倫」をテーマにした映画が立て続けに公開され、いずれもR40世代の女性たちを中心に話題を呼んでいる。まずはご存じ『セカンドバージン』。そして10月8日から公開されているのが、東野圭吾のベストセラー小説を原作とした『夜明けの街で』。『セカンドバージン』で夫をとられた妻役を演じた深田恭子(28)が、今度は妻ある男性と恋に落ちるヒロインを演じているところも見ものだ。
これらの映画がR40女性に受けているのはいったいなぜ? ひょっとして、見る側が持つ不倫願望の表れ?
ということで、本誌が20~50代女性100人に不倫についてアンケート調査を実施したところ、驚くべき結果が明らかになった。
まず、「不倫をしたことがある」と答えた人は、20代が24%、30代は36%なのに対し、40代は56%! その上の50代が36%だから、まさに40代は断トツ。R40世代に圧倒的に不倫経験が多いことが明らかになった。
世代別に恋愛・不倫の取材を行っているマーケティングライターの牛窪恵さんは、この数字についてこう分析する。
「R40世代の女性たちは、恋愛に対してとてもポジティブです。その理由は、バブル期に青春時代を送ってきたことも影響しています。当時は男性と交際すればおいしいレストランに連れて行ってもらえるとか、普段行ったことがないような高級ホテルに一泊できるとか、恋愛が成功体験になっていました。そうした経験を積み重ねてきた世代だからこそ、恋愛に意欲的になれるんです。いまの若者たちのような、将来への漠然とした不安感など無縁で、恋愛を謳歌する心の余裕があった世代です」
※女性セブン2011年10月27日号