今日18 日からスタートする『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系・火曜夜9時)。 “宝生グループ”のお嬢様であることを隠して新米刑事として働く麗子(北川景子・25才)と、彼女に容赦ない“毒舌”を浴びせながらも難事件を次々に解決していく執事の影山(櫻井翔、29才)そんなふたりのユーモアあふれるかけ合いが魅力のドラマだ。
原作は本年度「本屋大賞」を受賞し、160万部を突破した大ベストセラー小説とあって早くも話題沸騰中だ。
連日の撮影の疲れも見せず、ピシッと着こなした燕尾服姿で取材に応じてくれた櫻井。
「9月9日にクランクインしたんですけど、初日からすごく現場の雰囲気が良くて、みんなで楽しみながら撮影しているんです」
そういって銀縁眼鏡で微笑む姿は、まさに執事そのもの。影山役が板についているが、この役のオファーがきたときには、心底驚いたという。
「たまたま、東川篤哉先生の原作小説を読んだばかりだったんです。普段は仕事の資料くらいで本はほとんど読まないのですが、後輩に勧められて。読み始めたらすごくテンポが良くて次から次にページがめくれていく感覚で…気がついたら一気読みしていました。でも、まさか影山を自分が演じるなんて想像もしていなかったから、不思議な縁みたいなものを感じましたね」
当然ながら“初挑戦”となる執事役。どんな意気込みで演じているのだろうか。
「去年撮影した『神様のカルテ』という映画では医師役を演じたのですが、初めて出合ったタイプの役柄ですごく難しかったぶん、いい経験、財産になりました。以前は『木更津キャッツアイ』(TBS系)のバンビだったり、映画『ハチミツとクローバー』の竹本くんだったり、“普通の青年”っていう役柄が多かったので、そういう意味では今回の影山も初めて出合うタイプの役。
新鮮で、とにかく楽しみながら演じていますね。ただ、いわゆる“安楽椅子探偵”なので基本的にお屋敷の中にいて、話すのはお嬢様だけ。他の役者さんには会わないので、打ち上げはぼくひとりで孤独だろうなーなんて、いまから余計な心配もしてます(笑い)」
※女性セブン2011年10月27日号