なにやら横峯さくらの表情が冴えない。
「賞金ランクこそ7270万円と2位につけているが、1位のアン・ソンジュとの3100万円の差(10月13日時点)に、既に賞金女王を諦めたような発言をしています。これまでのさくらなら、リップサービスも含めて逆転への思いを口にするはずです。なにより、ここ数大会のプレーには覇気がありません」(番記者)
記者らが案じるのは、古閑美保の引退発表の影響だ。
事実、古閑の引退発表後の9月末の日本女子オープンの会場で横峯は、「私も30歳ぐらいでやめようかと思っています」とビックリ発言している。
そもそも横峯は家庭願望が強い。デビュー当時から「25、26歳には引退したい」と語っており、現在25歳。自らが引き際として描いてきた年齢に差し掛かり、ともに切磋琢磨してきた古閑の電撃引退が加わったことで、引退への思いをますます募らせたのではないか、とツアー関係者は心配する。
「ただでさえ宮里藍、上田桃子らの海外ツアー参戦などによって国内メジャーの観客数が激減しています。スター選手が相次いで引退すれば、かつての女子プロ“冬の時代”に逆戻りしかねない」
※週刊ポスト2011年10月28日号