本誌・女性セブンの女性読者を対象に行ったアンケートで、40代女性の56%が不倫の経験があるという結果が出た。20代女性が24%、30代女性が36%だったことを考えると、圧倒的な数字である。
とはいうものの、R40といえば、更年期にさしかかる手前の微妙な年代。肉体の衰えを歴然と感じる時期でもある。世代別に恋愛・不倫の取材を行っているマーケティングライターの牛窪恵さんはこう話す。
「シワやたるみ、白髪が目立ってきたり、体のラインも崩れ始めてくる年ごろですよね。女としてこのまま終わりたくないという危機感が高まるのが40代なんです」
今年話題となり映画化もされたR40の不倫がテーマのドラマ『セカンドバージン』でも、主人公のるい(鈴木京香)が鏡に映る自分の裸体を見てため息をつくシーンが象徴的だった。これまで、当たり前に感じていた“女”の部分が、年々失われていく。
「それに加えて夫への失望感などがある場合、不倫に踏み切ってしまうケースが多いようです」(前出・牛窪さん)
アンケートの回答でも、不倫に走った女性の多くが夫にはない恋人の魅力について、「女性として扱ってくれたこと」を理由に挙げている。
「15才年下の彼は一緒に歩くときも、必ず自分が車道側に回ってくれるんです。自分のペースで勝手にどんどん歩いていっちゃう夫とは正反対」
というのは、大阪府在住のB子さん(46)。妻に無関心な夫とはここ数年、家庭内別居が続いている。
「夫と同じ家にいるのも息苦しいから、夜間、コンビニでバイトを始めたんです。そこで知り合ったのがいまの彼。15才も離れてるし、最初のうちは子供扱いしていたんですが、これが53才の夫よりも断然、頼もしいんです。こんなオバちゃんなのに、帰り道“危ないから”って、必ず送ってくれるし、つまらない愚痴をこぼしても、一生懸命、私のことを考えてアドバイスしてくれる。この年になって、男性に甘えて守られるなんて想像もしませんでしたけど(笑い)」(B子さん)
彼とつきあい始めてから、「きれいになったね」「なんか若々しくなった」とまわりからいわれるようになった。
「確かに気持ちも若返った気がします。でも、最大の力はやっぱりエッチかな(笑い)。女性ホルモンが湧き出てくる感じがします。あと、隣に並んでも彼が恥ずかしくないよう、美容面にはものすごく気をつかうようになりましたね。特に週に1度のプラセンタ注射は欠かせません」(B子さん)
※女性セブン2011年10月27日号