その日、歌舞伎役者・片岡愛之助(39)は、とある舞台出演後、近くの眼鏡店へと向かった。その店内で落ち合ったひとりの美女。チェックのシャツワンピ姿で、素足にバレエシューズを合わせていた。キャスケットを目深にかぶり、眼鏡までかけるといった変装ぶりだったが、人でごったがえす店内で、ふたりだけの世界に…。
愛之助の顔に舞台化粧が残っているのを発見するや、彼女は彼の顔を指で軽くこすった。少し乱れた愛之助の髪を、笑いながら、きれいに整えたりもしていた。そして、愛之助が眼鏡を購入すると、ふたりは腕を組んで歩いていった。
その美女は、つかこうへいさん(享年62)の愛娘で、元タカラジェンヌの愛原実花(25)だった。宝塚には2004年から退団するまでの7年間在団した愛原。娘役トップスターとしての退団公演中に父が亡くなった。それから1年。愛原は8月の舞台『好色一代男』で、女優として再デビューを果たした。その舞台で共演したのが愛之助だ。
「実花ちゃんは男優さんとの共演が初めてということもあってがちがちに緊張していたんです。でも最初に愛之助さんに挨拶に行ったとき、“いろいろ教えてください”といったら、“一緒にやっていきましょうね”と穏やかにおっしゃったそうです。実花ちゃんはすぐに愛之助さんのファンになっていました。“そこにいるだけで、雰囲気がファーッとなる男性”っていっていました」(舞台関係者)
そして約2週間の舞台を終えるころには、愛之助と愛原は交際をスタートさせていたという。しかし、ある芸能関係者がこう眉をひそめる。
「愛之助さんが愛原さんと出会ったとき、彼はまだサトエリといい関係が続いていたんですよね…」
昨年秋にサトエリこと佐藤江梨子(29)と愛之助は舞台で共演し、急接近していた。
「サトエリは愛之助さんの舞台を何度も見に行って、ふたりの仲は歌舞伎関係者の間では有名でした。7月には、彼女の仕事後、都内で待ち合わせてデートに出かけたりしてました。それなのに、彼が急に冷たくなったことに、彼女は相当ショックを受けてるみたい」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2011年11月3日号