女性セブン読者の会員サイトセブンズクラブで『キッチンのイヤなことアンケート』を実施したところ、約6割が「手間がかかること」と回答した。節約アドバイザーの丸山晴美さんは、料理するときに手間を省く、こんなテクニックを教えてくれた。
「肉団子や餃子のタネを作るときはボウルを使わず、材料・調味料をポリ袋に入れて外側からモミモミ。混ざり切ったら袋の一方の角を少しカットしてタネを搾りだせばいいので、手が汚れません。肉を触るのが苦手だったり、脂でベタベタになるのが嫌ならば、使い捨て手袋を使ってみては」(丸山さん)
さらに、読者からもこんなアイディアが。
「鶏肉の脂肪を包丁で切り離すのって、結構面倒で時間がかかります。でもキッチンバサミを使えば簡単。脂肪をつまみ上げ、肉とつながる薄皮・筋を狙ってパチンパチンと切るだけで、きれいに切り離せます。えのきの根元もハサミで切れば、ばらけないのでラク。ちくわや油揚げ、万能ねぎなども、フライパンや鍋の上で切り落とし、まな板いらず。しそは皿の上で切って、そのままトッピングしちゃいます」(☆ゆーこさん・37才)
手間がかかるのは片付ける時も同じ。グリル回りは特に厄介だ。前出・丸山さんは、こんな裏ワザを伝授する。
「魚を焼いたあとのグリル皿は油とにおいが頑固で、洗うのがイヤですよね。私は汚れ防止として皿にアルミホイルを敷いています。魚から落ちる油が直接触れないので皿がギトギトにならず、使うたびにホイルを取り換えるだけ。皿を洗うのは数回に1回程度ですみますよ」(丸山さん)
料理研究家の島本美由紀さんは、魚焼きグリルの油をこんな方法で落としているという。
「グリル皿のギトギトには、魚を焼く前に、水を張ったグリルの皿に、大さじ4程度の片栗粉(水1カップに対し)を入れます。調理中の熱を利用できるので、片栗粉を水で溶く必要はありません。調理中に網から落ちた油が、冷めると片栗粉と一緒にゼリー状に。スプーンなどでつるんとはがせば、あとは洗剤でサッと洗うだけ」(島本さん)
※女性セブン2011年11月3日号